トラリピのリスクと言えば「設定しているレンジを抜けたらどうするの?」
まず思い浮かぶと思います。
今回は2つのレンジ抜けリスクとそれぞれの対策を書いていきます。
トラリピのメリット、デメリットも事前に理解しておきましょう。
2つのリスク
逸失リスク
逸失リスクとは主に「買いレンジの上抜け、売りレンジの下抜け」における利益獲得の機会損失を言います。
こうなるとポジションの新規成立もしなくなり、利益に繋がらなくなります。
損失は無いですが放っておくと損した気持ちになります。
損失リスク
一方損失リスクは「買いレンジの下抜け、売りレンジの上抜け」で起こる含み損の増加を言います。
「トラリピの含み損は未来の利益」と言われるのはレンジの範囲内だけ、
いつかレンジ内に戻ってくるかも!と待っていると
含み損がどんどん増えて強制ロスカットなんて事も・・・
対策を考える
レンジ抜けのリスク2パターンを書きました。
それぞれの対策を考えていきましょう。
逸失リスクの対策
- 外れたレンジに新たにトラップを仕掛ける
レンジを抜けたらトレンドが発生しやすい性質上(あくまで体感ですが)売トラップも買いトラップも仕掛けにくい。 - トラリピ注文を取り消して、別の通貨ペアを運用
新規でも追加でもレンジ内で動いている別の通貨ペアに新たなトラップを仕掛ける方が、逸失リスクの対策になります。
損失リスクの対策
- 資金を追加してトラップを仕掛ける
一時的に利益を得る事はできると思いますが、相場がどこまで動くか分からない(レンジの範囲が分からない)更にマイナススワップが付くポジションだと、資金が減るスピードも上がります。 - 資金を追加して塩漬け
「いつかは相場が戻ってくる」で、助かることもあります。
その成功体験を繰り返していると、相場が戻って来ずに大きな損切りをしてしまう
FXではよく聞く話で、リスクは高いです。 - 思い切って全決済
損切するのは中々勇気が必要ですが、実は気持ち的にも金銭的にも一番被害が少ないと思います。 - 両建てする
例)買いレンジの下抜け時に同数の売りポジションを持つ。
損失を固定する手法ですが、両建てを外すのタイミングが難しい、上級者向け。
まとめ
トラリピのリスク対策をまとめてみました。
どれが正解と言うのは無いと思いますが、トラリピの設定をする前に「自分ならこうする」と
考えておくと、いざという時焦らずに済むと思います。
FXの長期運用はリスク管理から、しっかり備えて利益を重ねていきたいですね。
以上、レンジ抜けのリスクと対策を考える。
でした。