トラリピを運用するなら必ず実践して欲しいハーフ&ハーフ戦略
少ない資金で広いレンジをを補うことができるこの戦略、メリットデメリットを理解してトラリピの運用に役立てて下さい。
トラリピとは?
トラリピとは「トラップリピートイフダン」という注文方法の略称です。
新規と決済の注文を同時に入れるイフダン注文を繰り返すリピート機能で、
ある一定の範囲で上下を繰り返す相場で何度もトレードを行います。
詳しくは公式HPの動画をご覧ください。(音が出ますのでご注意下さい)
ハーフ&ハーフとは
ハーフ&ハーフとは、取引するレンジを決めたら、そのレンジの上半分に売りのトラリピ、下半分に買いのトラリピを仕掛ける戦略です。
マネースクエア公式HPより
この様に広いレンジを売りと買いで分ける戦略をハーフ&ハーフと言います。
私も現在3通貨ペアでハーフ&ハーフを使用しており、毎週収支の報告をしています。
ハーフ&ハーフのメリット
まずはハーフ&ハーフのメリットを見ていきます。
必要資金を抑える事ができる
上記のように必要資金を約3分の1に抑えることができるのがハーフ&ハーフのメリットです。
仮に30万円の資金で上記のハーフ&ハーフを採用した場合は、約20万円の余剰金を残し安全な運用が出来ます。
しかし、20万円の余剰金を残したまま運用するでしょうか?
「この20万円で新たなトラップを仕掛け、利益率を上げよう」こう考える方は多いと思います。
この考えこそがハーフ&ハーフのデメリットに繋がります。
ハーフ&ハーフのデメリット
レンジの上下に損失リスクがある
買いトラリピだけの場合、レンジの上抜けは逸失リスク、下抜けは損失リスクになります。(売りトラリピは上下が逆です)
逸失リスク、損失リスクについてはトラリピのリスク管理、レンジアウト時の対策をご覧ください。
ハーフ&ハーフの場合、上抜けも下抜けも損失リスクになります。
リスクが大きくなる
下の画像は、以前私が資金90万円、4通貨ペアで運用していたハーフ&ハーフのチャートです。
各通貨ペアの動きはそれぞれ違いますが、レンジの外側に届く時期はほぼ同じです。
○○ショックの様な暴騰、暴落が起きた時に助からないと判断したため、4通貨ペアから3通貨ペアに変更し、資金に余裕を持たせています。
ハーフ&ハーフは資金効率が良くより多くのトラップを仕掛けることができます。
資金効率が良いのはメリットです、しかし同時にリスクも大きくなります。
ハーフ&ハーフのまとめ
ハーフ&ハーフは必要資金が少なくて済み、効率良く利益を得ることができる優れた戦略です。
しかし、証拠金ギリギリまで注文を入れてしまうのは大きなリスクが伴います。
トラリピは初心者でも扱いやすいシステムですが、運用するにはFXの知識は必須です。
大きな損失を出さないためには
- 余剰資金で運用する
- 証拠金にも余裕を持たせる
そうすることで証拠金維持率が低下した際も、資金追加や損切りを余裕を持って行うことができます。
損切のタイミングや方法もご覧ください。
トラリピでコツコツ利益を得るために、ハーフ&ハーフのメリットデメリットを理解しておきましょう。