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【トラリピ】ATRからベストな利益幅を導き出せるか?

検証シリーズ

AUD/NZDのベストな利益幅を導き出すべく、過去3年のバックテストを行い、

バックテストの結果、現在(2023年11月)のベストな利益幅は250pipsであることが分かりました。

もちろん過去のデータから導き出したものなので未来の事は分かりません。

そしてATRも用いればさらにベストな利益幅を導き出せると思っていたのですが、結論は

ATRで利益幅を導きだすのは難しい

ということです。

ATR自体は優れたインジケーターですので

今回はATRをしっかり理解していきましょう。

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ATRとは

海外で良く好まれて使われるATRですが、日本ではあまり使われていない様に思います。

ATRを簡単に説明すると以下の通りです。

Average True Range:アベレージ トゥルー レンジの略で、
ボラティリティ(変動率)の平均値から相場の過熱感(買われすぎ、売られすぎ)を判断する指標。

FX初心者のためのATR解説に詳しく記載しています、ご覧ください。

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ATRがトラリピの利益幅の決定に向かない理由

私はATRの値をそのまま利益幅にしてしまえば良いと思っていました。

しかしバックテストとの結果にあまりにも差があったので理由を考えました。

時間足や期間によってATRが異なる

下の2枚の画像はAUD/NZDの日足のチャートです。

期間14のATR

期間720のATR

同じ日足のチャートでも期間を変えるだけでATRの値が変化し、

現在の720日のATRの値は0.00619(61.9pips)です。

過去3年のバックテストでは250pipsが最も利益がでたので、ATRの値をそのまま利益幅にするのは間違っていると判断しました。

当然チャートを月足、週足、4時間足とどの時間足に変えてもATRの値は変化するので、どの値を用いればよいか分からないのが本音です。

そもそもATRで狙う波がどの大きさ(時間足)の波を狙えば良いのか分からない

これは私の経験、知識、検証が足りていないので少しずつ検証していきます。

ATRの使い方

利確・損切りの位置決定に使用するのがATRの主な使い方だと思います。

そのほかでは他のインジケーターやオシレーターと組み合わせて使うことが多いです。

  • RSIと組み合わせてチャートの天底を狙う
  • ボリンジャーバンドと組み合わせてレンジの逆張りを狙う
  • 移動平均線と組み合わせてトレンドの初動を狙う

海外のトレーダーの間ではメジャーな手法ですが、トラリピでは生かしにくいですよね。

ATRからベストな利益幅を導き出すのは難しい

  • ATRの期間や時間足を変えるだけで値が変化する
  • トラリピで狙う波はどの時間足が最適なのか分からない
  • そもそもATRの使い方が違う

以上の事からATRからベストな利益幅を導き出すのは難しいと判断しました。


バックテストの結果が全て、というわけではありません

ただ、どの通貨ペアも過去に大きな波がありました。

その際に利益幅が広い方がより多くの利益が出ることがバックテストで分かりました。

かしわおもち
かしわおもち

現在のAUD/NZDの利益幅は40pips・・・

きなこおもちさん
きなこおもちさん

もう少し早くバックテストすれば良かったね

かしわおもち
かしわおもち

タイミングを見計らって設定を変えようと思います

以上、ATRからベストな利益幅を導き出せるか?でした。

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